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ダダ
ヨーロッパとアメリカの複数の都市で展開された、反美学的姿勢、既成の価値観の否定などを特色とする20世紀前半の芸術運動。運動は1916年、スイスのチューリヒに第一次大戦の戦禍を避けて集まった詩人トリスタン・ツァラ、作家リヒャルト・ヒュルゼンベック、フーゴー・バル、美術家ジャン(ハンス)・アルプ、ゾフィ......
著者: 沢山遼 登録日: 2011/10/25
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レトリスム
レトリスムは、ルーマニアの詩人イジドール・イズーが第二次大戦直後のパリで提唱した、当時最も過激な前衛芸術運動である。意味のない音響詩や、独自の絵文字を多用したハイパーグラフィーと呼ばれる絵画・彫刻、表現手法のみならず製作制度、劇場や観客といった形式までをも解体するディスクレパン映画やパフォーマ......
著者: 河合政之 登録日: 2012/04/22
ダダ/シュルレアリスム映画
1920-30年代のヨーロッパ圏において、ダダ/シュルレアリスムの芸術運動を背景として制作されたアヴァンギャルド映画(前衛映画)を指す。当時のアヴァンギャルド映画の諸動向のなかでも、フランスでは現実のイメージを抽象化した純粋映画(Cinéma pur)の動向が現われていた。そうしたなか、最初の......
著者: 阪本裕文 登録日: 2012/04/22
アヴァンギャルド映画(前衛映画)
アヴァンギャルド映画(前衛映画)とは、広義には前衛的要素を持つ映画全般を指すが、狭義には1920年代のヨーロッパ圏を中心として発生し、同時代のアヴァンギャルド芸術運動と結びついた前衛的な映画を指す。「アヴァンギャルド(前衛)」という概念は軍隊用語に由来し、「後衛」に先んじて少数の「前衛」が歴史......
著者: 阪本裕文 登録日: 2012/04/22
グループ・音楽
日本で最初に電子楽器や非楽器による、旋法やリズムなどの音楽的イディオムを端緒としない非イディオマティックな集団即興を始めたグループ。ことの発端は、東京藝術大学音楽学部楽理科の学生だった小杉武久と水野修孝が主にヴァイオリンとチェロで行なっていた即興演奏で、後に塩見允枝子、戸島美喜夫、刀根康尚らが......
著者: 高橋智子 登録日: 2012/04/03
アーモリー・ショー(国際近代美術展)
1913年にアメリカで行なわれた、大規模な近代美術の展覧会。正式名称は「国際近代美術展」(The International Exhibition of Modern Art)だが、ニューヨーク、マンハッタンにあった兵器庫(armory)で開催されたためこの名称で呼ばれる。その後、規模を縮小し......
著者: 中嶋泉 登録日: 2012/03/07
バラック装飾社
関東大震災発生直後の1923年9月に、今和次郎が美術学校の後輩や若手の芸術家とともに、「バラックを美しくするための仕事一切」を引き受けるべく結成した運動体である。住宅や商店などのバラックのファサードにペンキで絵を描くなどの活動を展開した。代表作である銀座の《カフェ・キリン》(1923)では、壁......
著者: 岡村健太郎 登録日: 2012/02/17
パピエ・コレ
フランス語で「貼りつけられた紙」を意味し、紙片(新聞紙・雑誌や包装紙、壁紙など)、木片、写真などをキャンヴァスなどにのりで貼りつけたり、ピンで留めたりする技法、およびそれによって作成されたコラージュ作品のこと。この起源は、ジョルジュ・ブラックやパブロ・ピカソによるキュビスムにある。「分析的キュ......
著者: 小野寛子 登録日: 2012/02/16
ファウンド・オブジェ
「見出された対象」。端的に言えば、いちど何らかの目的のもとに使用された「物」のことであり、より限定的に言えば、そのなかでも芸術作品を構成する要素として流用・転用された「物」を意味する。「ファウンド」という英語と「オブジェ」という仏語の奇妙な接合が示唆するように、この言葉はダダやシュルレアリスム......
著者: 星野太 登録日: 2012/02/08
「第1回国際ダダ見本市」展
ベルリンの画商オットー・ブルヒャルトにより経営されていたギャラリーにおいて、1920年6月30日から8月25日までベルリン・ダダイストの主導で開催され、ドイツにおけるダダ運動のクライマックスと見なされる展覧会。W・ヘルツフェルデによる「第1回国際ダダ見本市の手引き」に「ダダイストは時間的および......
著者: 長チノリ 登録日: 2012/01/31
ミクスト・メディア
基本的には二種類以上の素材・技法の組み合わせにより構成されたアート作品に対して用いられる語で、往々にして作品キャプションなどの素材表記に使用される。事後的な定義ではあるが、適用範囲は20世紀以降で、最初のミクスト・メディア作品は1912年頃のピカソやブラックのコラージュを用いたキュビスム絵画と......
著者: 長チノリ 登録日: 2012/01/31
声
声は美術作品において主に二つのかたちで現われる。ひとつは図像(例えば叫び声を上げる人の姿)として。もうひとつは音声として。本項目では20世紀以降に登場した後者のみを扱うことにする。キュレーターのクリストファー・フィリップスは1998年にロッテルダムで開催された「Voices」展のカタログで、......
著者: 金子智太郎 登録日: 2011/12/29
デ・ステイル
ピエト・モンドリアンとテオ・ファン・ドゥースブルフを中心として1917年、オランダのライデンで創刊された雑誌『デ・ステイル』とそのグループによって興った造形運動である。基本理念はモンドリアンが提唱した新造形主義(ネオ・プラスティシズム)で、従来の具象芸術に対して水平線、垂直線、直角、正方形、長......
著者: 栗栖智美 登録日: 2011/12/14
ブック・アート
本の形式をとった美術作品のこと。日本では、10世紀ごろから「絵巻物」という、絵と詞が組み合わされたアート・ブックが親しまれている。それより先に生まれた「経典」「古筆切」や、江戸時代後期に親しまれた「豆本」など、さまざまな形態の「本かつ美術品であるもの」が現在にも伝わっている。西洋では装飾写本が......
著者: 藤田千彩 登録日: 2011/12/14
ソフト・スカルプチュア
彫刻や立体作品といえば、石や木を彫ったり、金属を鋳造するなどして硬い材料でつくられたものが一般的だが、布や糸のような繊維や、ゴム、脂肪などの柔らかく可塑性のある素材を使用して制作された彫刻や立体作品のことをさす。現代美術の動向としてのソフト・スカルプチュアは、ありふれた日用品を巨大に複製したパ......
著者: 田中由紀子 登録日: 2011/12/02
キャバレー・ヴォルテール
第一次大戦時に亡命知識人の受け皿となったスイス・チューリヒに集まった芸術家たちの活動拠点として、1916年2月5日に作家・詩人のフーゴ・バルとパートナーで詩人のエミー・ヘニングスが開いたキャバレー。「ダダ」の発生源となった。キャバレーの名は、フランスの啓蒙思想家ヴォルテールに由来する。彼らのほ......
著者: 沢山遼 登録日: 2011/11/21
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