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現代美術用語辞典 ver.2.0β版(編集中)

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ファウンド・フッテージ

他の作家によって制作された既存の映像(フッテージ)を作品の全体または一部に使い、新しく作品を作る手法。使われる映像は劇映画だけでなく、記録映画、教育映画、ポルノ映画、テレビコマーシャル、防犯/監視カメラの映像など、さまざまである。代表的な作品に、ジョセフ・コーネルの『ローズ・ホバート』(193......

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著者: 西川智也 登録日: 2012/04/22

アプロプリエーション

作品のなかに過去の著名な作品を取り込むこと、「流用」「盗用」とも。現代美術の表現方法は、主題の変奏から先人の作品の模倣、改作からコラージュ、引用と展開したが、それはアーティストを取り巻く状況の変化と対応している。雑誌を切り抜いて制作した1920年代のコラージュ作品は印刷物の移動を示していたが、......

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著者: 宮田徹也 登録日: 2012/04/22

キュビスム

あらゆる対象を幾何学的図形に還元して描く、立体派とも呼ばれる美術運動のひとつ。20世紀初頭に起こったこの運動は、ポール・セザンヌの「形態」に対する主張に影響を受けたジョルジュ・ブラックやパブロ・ピカソをその創始とする。この名称は、1908年に発表されたブラックの作品において対象が幾何学的パター......

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著者: 小野寛子 登録日: 2012/02/17

パピエ・コレ

フランス語で「貼りつけられた紙」を意味し、紙片(新聞紙・雑誌や包装紙、壁紙など)、木片、写真などをキャンヴァスなどにのりで貼りつけたり、ピンで留めたりする技法、およびそれによって作成されたコラージュ作品のこと。この起源は、ジョルジュ・ブラックやパブロ・ピカソによるキュビスムにある。「分析的キュ......

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著者: 小野寛子 登録日: 2012/02/16

ファウンド・オブジェ

「見出された対象」。端的に言えば、いちど何らかの目的のもとに使用された「物」のことであり、より限定的に言えば、そのなかでも芸術作品を構成する要素として流用・転用された「物」を意味する。「ファウンド」という英語と「オブジェ」という仏語の奇妙な接合が示唆するように、この言葉はダダやシュルレアリスム......

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著者: 星野太 登録日: 2012/02/08

ミクスト・メディア

基本的には二種類以上の素材・技法の組み合わせにより構成されたアート作品に対して用いられる語で、往々にして作品キャプションなどの素材表記に使用される。事後的な定義ではあるが、適用範囲は20世紀以降で、最初のミクスト・メディア作品は1912年頃のピカソやブラックのコラージュを用いたキュビスム絵画と......

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著者: 長チノリ 登録日: 2012/01/31

レリーフ

平面を彫り込むか平面上に形態を盛り上げて起伏を与え、図像や装飾模様を表わす造形表現、およびその作品。浮彫りとも言う。イタリア語で「突出部」「浮彫り」などを意味する「リリエーヴォ(rilievo)」に由来し、その語源はラテン語の動詞relevare(「浮き彫りにする」の意)。丸彫り彫刻に背景を添......

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著者: 中島水緒 登録日: 2011/11/21

カットアップ

ある一定の流れをもった作品を寸断し、まったく別の流れをそこに接続すること。文学においてはダダに起源をもち、その後フリオ・コルタサルやウィリアム・S・バロウズらによって用いられた20世紀以降の技法として知られる。文学におけるカットアップは、タイプライターで印刷された文字列をいちど断片化した後に再......

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著者: 星野太 登録日: 2011/11/01

ダダ

ヨーロッパとアメリカの複数の都市で展開された、反美学的姿勢、既成の価値観の否定などを特色とする20世紀前半の芸術運動。運動は1916年、スイスのチューリヒに第一次大戦の戦禍を避けて集まった詩人トリスタン・ツァラ、作家リヒャルト・ヒュルゼンベック、フーゴー・バル、美術家ジャン(ハンス)・アルプ、ゾフィ......

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著者: 沢山遼 登録日: 2011/10/25

構成彫刻

ピカソによって創始され、20世紀の半ばまでにさまざまな追随者を生んだ立体構成による彫刻のこと。ピカソの《ギター》を発端として、1912年の総合的キュビスム期のコラージュやパピエ・コレの実験と同時期に誕生した。コラージュと同じく、さまざまな非芸術的で日常的な物品を「構成」する方法がとられる。その......

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著者: 沢山遼 登録日: 2011/10/25

『決定的瞬間』アンリ・カルティエ=ブレッソン

アンリ・カルティエ=ブレッソンの写真集のタイトル。1932年から52年までに撮影された126枚の写真を収録した本で、表紙の装丁にはアンリ・マティスのコラージュが用いられている。52年にフランスのヴェルブ社から刊行されたときのタイトルは『Image à la Sauvette』であったが、同年に......

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著者: 冨山由紀子 登録日: 2011/08/18

フォトモンタージュ

写真を切り貼りしてコラージュしたり、二重露光させたりして、写真イメージを合成する技法。フォトモンタージュは、とりわけ1920年代のドイツとロシアで盛んに制作された。ドイツでは、ジョン・ハートフィールド、ハンナ・ヘッヒ、ラウル・ハウスマン、ゲオルグ・グロッスら、ロシアではエル・リシツキー、グスタフ・ク......

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著者: 土屋誠一 登録日: 2011/08/01

アサンブラージュ

「寄せ集め」「組み(継ぎ)合わせること」を意味する仏語。雑多な日用品や工業生産品、廃物などを寄せ集める手法、あるいはその作品のこと。J・デュビュッフェが1950年代に美術用語として使い始めたが、そのデュビュッフェの作品は植物や蝶の羽などを画面に貼り付けたもので、現実の自然に意識を置いた一種のコ......

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著者: 成相肇 登録日: 2011/08/01

コンバイン・ペインティング

アメリカの美術家ロバート・ラウシェンバーグが、1950年代半ばから制作した自身の絵画作品を定義した言葉。二次元の平面に日用品、廃品、写真、絵画の複製などを貼り付けたものであり、コラージュの解釈をより三次元的に拡張したものであった。さまざまな要素・事物を複合(combine)するという意味から、絵画と......

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著者: 沢山遼 登録日: 2011/07/01

総合的キュビスム

主に1912年から14年までのピカソとブラックの活動時期は、「総合的キュビスム」と呼ばれる。11年にキュビスムの絵画のなかにイリュージョニスティックな空間的次元を破壊するような「文字」の導入が果たされると、ブラックによって、絵具に砂を混ぜて描き、さらに画面に木目模様を模写するなどの実験が行なわれた。......

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著者: 沢山遼 登録日: 2011/07/01

 
 

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