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構造映画
アメリカの映画雑誌『フィルム・カルチャー』1969年夏号に掲載された、P・アダムス・シトニーの論文によって紹介された実験映画の形式。映画を成り立たせているフィルムの特性や撮影、映写の仕組みを作品コンセプトとし、映像をコンセプチュアルに編集・構成した作品が多い。通常の映画を鑑賞する場合、観客は映写され......
著者: 西川智也+阪本裕文 登録日: 2012/04/22
実験映画
既存の映画の表現形式に拠らない映画を指す。多様な表現方法によって制作されているため、一概に定義することはできない。1920年代のアヴァンギャルド映画の運動を先駆としながら、戦後アメリカのアンダーグラウンド映画の隆盛によって、世界的な映画運動として広まった。商業的な成功を目的とせず、独自の表現方法によ......
著者: 西川智也+阪本裕文 登録日: 2012/04/22
エクスパンデッド・シネマ(拡張映画)
従来とは違った方法・形態によって上映される映画を指す。1960年代半ばより、実験映画作家や美術家によって作品が発表された。映画館などでひとつのスクリーンに向かって映像が投影されるような映画とは異なり、複数の映写機からの映像を同時にひとつのスクリーンに映写する作品や、上映中に映写機の配置を変える......
著者: 西川智也+阪本裕文 登録日: 2012/04/22
構造的=物質主義的映画
1970年代のイギリス実験映画において、実験映画作家であるピーター・ジダルによって提唱された映画理論。アメリカをはじめとした国々ですでに現われていた構造映画と比較してもイギリスの構造的=物質主義的映画は、明確な理論が存在した点で特徴的であった。その理論は、イデオロギー批判の立場から弁証法的に映......
著者: 阪本裕文 登録日: 2012/04/22
インターメディア
1950-60年代に発生した、さまざまなメディアのあいだを横断するような芸術運動のこと。ディック・ヒギンズによれば、この動向は50年代のアラン・カプローらの試みを嚆矢としている。カプローは作品と観客の関係を変化させ、作品が観客を包摂する「環境」を作り出した(ハプニング)。また、演劇の領域におい......
著者: 阪本裕文 登録日: 2012/04/22
フリッカー
映像におけるフリッカーとは、映像の上映・再生時に生じる光の明滅現象を指す。映像とは、フィルムであれば1秒間に24フレーム、ヴィデオ(例えばNTSC規格)であれば30フレームのフレームレートで、少しずつずれた画像を連続して表示することによって成り立っている。人間の眼では、通常、この高速の切り替え......
著者: 阪本裕文 登録日: 2012/04/22
木炭アニメーション
木炭を用いて描画が行なわれるアニメーション。木炭アニメーションは、世界的に眺めてみてもひとつの流派を形成するには至っていないが、ウィリアム・ケントリッジの「プロジェクションのためのドローイング」シリーズ(1989-)や、日本では辻直之が継続的にこの手法で作品を発表している。木炭アニメーションは......
著者: 土居伸彰 登録日: 2012/04/22
ストップモーション・アニメーション
人形などの立体物をコマ撮りすることによって制作されるアニメーション。和製英語で「パペット・アニメーション」と呼ばれることもある。ストップモーションの技法自体は、映画の黎明期からトリック撮影を用いた映画に取り入れられていた。ストップモーションの祖としては、1910年代からロシアとフランスで主に活......
著者: 土居伸彰 登録日: 2012/04/22
リミテッド・アニメーション
1950年代より盛んになった、美的もしくは経済的理由で描画枚数や描画箇所を節約するアニメーション。美的もしくは経済的理由で描画枚数や描画箇所を節約するアニメーション。30年代から40年代にディズニー・スタジオの自然主義的スタイル(フルアニメーション)が流行したことを背景に、UPA(ユナイテッド......
著者: 土居伸彰 登録日: 2012/04/22
ロトスコープ
ロトスコープは実写映像をベースにしてアニメーション映像を作り上げる技法である。発明したのはのちにフライシャー・スタジオを設立するフライシャー兄弟の兄マックスで、1917年に特許を取得している。10年代のアメリカはアニメーションの産業化の時期にあたる。分業による大量生産が志向されるなか、ロトスコ......
著者: 土居伸彰 登録日: 2012/04/22
実験アニメーション
作品の形式や制作の手法において独自のアプローチをとったり、アニメーション概念そのものに対する意識的な挑戦・再構築を行なおうと試みるアニメーションのこと。映画祭においては、オタワ国際アニメーション映画祭のコンペティションにおけるカテゴリ分けに象徴されるように、「ナラティヴ」作品に対しての「実験・......
著者: 土居伸彰 登録日: 2012/04/22
ヴィジュアル・ミュージック/モーション・グラフィックス
ヴィジュアル・ミュージックは音楽を視覚的に表現、もしくは音楽と視覚表現を融合させる試みで、映像面では抽象性の高いものとなるケースが多い。音楽と視覚的な要素を融合するという試みは、カラーオルガンなど主に音楽の分野でそれ以前に遡ることができ、これらはヴィジュアル・ミュージックの担い手たちにも直接的......
著者: 土居伸彰 登録日: 2012/04/22
ピクシレーション
人間をコマ撮りすることでアニメーションを作る技法。アニメーションは一般的にドローイングや人形などの無生物を撮影することで運動を創造するが、ピクシレーションは人間をコマ撮りの対象とすることで、高速度撮影やコマ抜きとは違ったかたちでそれを行なう。スチュワート・ブラックトンやエミール・コールなど初期......
著者: 土居伸彰 登録日: 2012/04/22
3DCGアニメーション
コンピュータ描画による立体アニメーション。コンピュータ・グラフィックスは1970年代以降、SF作品を中心にいくつかの映画において特殊効果として用いられてきた。なかでも82年のディズニー・スタジオ製作の『トロン』はその技術を大きくフィーチャーした最初期の一例である。アニメーション作家のジョン・ラ......
著者: 土居伸彰 登録日: 2012/04/22
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