artscape 事の縁 ジョットとその遺産展 「フレッシュ」山本努×竹内公太 第40回日展 取手アートプロジェクト2008 アートイニシアティヴ・プロジェクト:Exhibition as media 2008 「LOCUS」
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展覧会レビュー
村田真/酒井千穂
11/24〜11/29
林&丁展
11/17〜11/29 大阪成蹊大学芸術学部spaceB[京都]
退任記念「櫃田伸也:通り過ぎた風景」展
ともに大学で情報デザインを専攻する留学生である韓国のソウル出身の林と中国の北京出身の丁の二人展。林は、来日したときに目にした桜の感動を絵画作品と母国の伝統的衣装「韓眼(ハンポック)」によって表現し、丁は京都の「京風」とイメージが重なるとして、北京特有の言葉で伝統的なものを指す「京味」を北京の街中の光景を撮影した写真で追う。表現については模索の最中にあるだろうが、まとまらない沢山の思いを自らの言語にし、なんとか表現しようとする二人の等身大の視線や感覚が瑞々しく映った。
[11月24日(月) 酒井千穂]
小金沢健人展 あれ と これ の あいだ
11/1〜29 神奈川県民ホールギャラリー[神奈川]
林&丁展
ギャラリーのもっとも大きな吹抜けの空間に、十数台のプロジェクターからノイジーな光跡がめまぐるしく映し出される。それだけ。モノはなにも置かれていない。これまでこのギャラリーには何十回も訪れたが、この巨大空間をこのように使った例は見たことがない。映像作品では《無題(渋滞)》がすばらしい。
[11月25日(火) 村田真]
松本尚 展
11/25〜11/30 アートスペース虹[京都]
小金沢健人展 あれ と これ の あいだ
松本尚の新作展。テキスタイルパターンのように、宇宙ロケットや物語の一場面を思わせる風景が描かれたピンクの壁紙の上に、ドローイング作品が数点展示されていた。室内装飾のような展示が、こっそりと描いたものをプライベートな空間で見せてもらっているような気分にさせる。無意識と意識の間を漂って物語を次々と紡ぎ出すようなドローイングやペインティングを見ていると、ついニヤっと口元がゆるんでしまう。なかなか答えが浮かばない謎解きや思い出せない夢の場面や展開をぼんやりと考えてしまうときのように、イメージがちりばめられた画面は視線を誘い込んで想像をあれこれと巡らせる。
[11月29日(土) 酒井千穂]
松浦宏美「H avant-garde」
11/25〜11/30 GALLERYはねうさぎ room2[京都]
松本尚 展
秋にサントリーミュージアム[天保山]で開催されたArt Camp2008というグループ展にも出品していた作家だとすぐに思い出した。そのときは展示の場所も展示方法もいまいちでずいぶんもったいない気がしたのだが、少女マンガやアニメに登場するキャラクターを彷彿とさせるモチーフやロゴマークなどのありふれたイメージとピンクやオレンジの蛍光色、文字や言葉をごちゃごちゃと組み合わせて構成した作品のインパクトはなかなか大きい。オプ・アートの技法による効果もあるのだろうが、どこか不安な感覚を覚えて気持ちが引き摺られるような魅力がある。
[11月29日(土) 酒井千穂]
John Cage: 100th Anniversary Countdown Event 2007-2012
11/29〜 京都芸術劇場 春秋座[京都]
松浦宏美「H avant-garde」
故ジョン・ケージの生誕100周年を迎える2012年に向けて、カウントダウンというかたちで5年間にわたって毎年開催されるワークショップやコンサートのイベント。昨年から始まり今年は2回目。国立国際美術館で開催された第1回目のコンサートは行けなかったが、今年の会場は歌舞伎上演のために設計された京都造形芸術大学内にある京都芸術劇場春秋座だったのでいっそう好奇心をくすぐられた。コンサートには毎回テーマがあるようで、今回は《内と外》《領域と環境》。まず意表を突かれたのは舞台空間ではなく、その裏側にあるホールで行なわれた第一部。案内されて入口のドアを開けると、ループ状に加工されたオーディオテープがいくつも天井のほうから垂れていた。演奏者によって会場に設置された十数台のテープレコーダーを通して再生されるのだが、多様な音が交じり合う空間で大勢の観客が自由に歩き回るその光景も異様な雰囲気で面白い。
ケージについては無知に等しい私が特に楽しめたのは、会場を舞台に移した第二部だ。3人の演奏者が水を入れた巻貝の傾きを変えながら、水と空気が螺旋状の内部を移動していく音を聴かせるというもので、チャプチャプという微妙な音が他の貝の音と重なりながら静かに続いていく。耳を澄まして音に意識を集中させると、いろいろなイメージも思い浮かんでくるようだったが、気がつけば周囲の観客がこっくりこっくりと首を傾けている光景があり、途中からはこちらのリズムも楽しめた。単調(に思えるもの)の連続する状況では集中力こそ途切れてしまうけれど、心地よい感覚に満ちていく音響空間だった。演奏のスタイルも場所もユニークなコンサート、来年も楽しみだ。

[11月29日(土) 酒井千穂]
横浜アート&ホームコレクション
11/28, 29 横浜ホームコレクション[神奈川]
John Cage: 100th Anniversary Countdown Event 2007-2012【http://www.k-pac.org/theatre/koen/2008/sy081129/top.html】
住宅展示場内の17棟のモデルハウスで開かれたアートフェア。といっても横浜美術館が監修しているためビジネス色は薄く、作品を見せることに主眼が置かれている。出展画廊は東京の現代美術系を中心に、横浜や関西を含め計23軒。楽しみ方その1、作品そのものを楽しむ。これが基本。その2、モデルハウスを楽しむ。モデルハウスだから庶民の家よりランクが高いし、近ごろの住宅の進化ぶりがよくわかる。最近は民家がラブホ化しつつあるようだ。その3、モデルハウス内の展示の仕方を楽しむ。こんなところにこんな展示あり?みたいな、自分の家に作品を飾るときの模範例にもなる。その4、作品と非作品との違いを楽しむ。モデルハウスだから建材の一部が床に置いてあったりして、まるでもの派。また、何軒かのトイレの便器には大きなリボンが結んであって、これはシャレた作品だと思ったらそうじゃなかったり。
[11月29日(土) 村田真]
文殊の知恵熱「UNG-A」
11/29 BankARTスタジオNYK[神奈川]
舞台はない。3人が登場して、3カ所にしつらえたバーにそれぞれ氷を10個ずつくらい吊り下げ、下にステンレスのボウルを置く。氷から溶けた水滴や、氷そのものが落下してボウルに当たる音が、その後のパフォーマンスを予告するランダムなリズムとなる。つまり、でたらめなノイズを背景音にしてパフォーマンスが続くわけだが、そのパフォーマンスもいつのまにか観客が参加してマヌケな偶然音を奏で、最後は屋外に出て運河(UNG-A)の前でフィナーレ。緻密に計算されたとは思えないゆるさが心地よい。
[11月29日(土) 村田真]
Index
11/1〜11/5
多摩川アートラインプロジェクト:アートラインウィーク2008
さかえdeつながるアート in 上郷・森の家
フェルメール展
アート・オブ・アワ・タイム
事の縁
東京ミッドタウン・アワード2008受賞作品展示
11/7〜11/8
ジョットとその遺産展
アンドリュー・ワイエス──創造への道程
丸山直文展──後ろの正面
蜷川実花 展
横溝静
トニー・クラッグ新作展
11/9
モーリス・ルイス──秘密の色層
むこうのさくら「星空交換プロジェクト」
佐藤事 展
小山利枝子 展──変容する命の花
飯田竜太──永遠なる同等物
「フレッシュ」山本努×竹内公太
柏のまちでトビヲちゃんを探そう!
11/10〜11/12
片野湘雲とその一門展
ギャラリースタッフセレクション#26 鑓水青年美術館展
巨匠ピカソ──愛と創造の軌跡
第40回日展
巨匠ピカソ──魂のポートレート
11/14〜11/15
セザンヌ主義
ミヒャエル・ボレマンス
母袋俊也 展:窓―像
吉峯和美 展──Passage
取手アートプロジェクト2008
11/21〜11/23
チャロー!インディア|インド美術の新時代
西村郁子展
純粋なる形象:ディーター・ラムスの時代──機能主義デザイン再考
アートイニシアティヴ・プロジェクト:Exhibition as media 2008 「LOCUS」
レオナール・フジタ展
第34回太陽美術展
退任記念「櫃田伸也:通り過ぎた風景」展
11/24〜11/29
林&丁展
小金沢健人展 あれ と これ の あいだ
松本尚 展
松浦宏美「H avant-garde」
John Cage: 100th Anniversary Countdown Event 2007-2012
横浜アート&ホームコレクション
文殊の知恵熱「UNG-A」
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