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MORI channel|水戸芸術館現代美術センター学芸員・森司によるブログ。学芸員の日常や最新のアートニュースを伝えます。
2007.5. 5

メイ3+4

5月2日から、2-3-4と撮影ワークショップを展開していた大木さんが、上映ギリギリまで編集し、5分押しでスタートした「メイ3+4」の上映会。50分の試写の後、10分間の休憩を挟んで、アフタートーク。メインゲストには北海道から中森氏にお出ましいただいた。年期のはいった気骨のある言葉に感動。深く感じるひと時を堪能。
「夏への扉」展も明日で最終日。クロージングトークは、落合多武+松井みどり。多くの人の来場を期待したい。

柏の葉に出張している「飛蝗」は3-4-5日と快晴の空のもと、役目を十分に果たしたようで、雨予測70%以上の6日の展開は取りやめとしたとの報告を受ける。なにより。

Posted by 森司 at 09:42 | Comments (0) | TrackBack (0) | 夏への扉
2007.2. 5

撮影

8時集合。8時30分には撮影開始。カメラマン森本絵美さんの撮影は早い。サクサク撮り進む。ゆっくりランチをしつつも3時には終了。それからパルコ出版の森さんとデザイナーの山本誠さんと本の打ち合わせを数時間。学芸の部屋に戻り、本に関するデータの扱いの整理を手伝ってくれているスタッフと詰める。机の上を片付けて22時退室。

水戸をしばらくこれから離れますと律儀に大木さんが水戸駅から電話をくれた。このあとは北海道に行くとのこと。次回はいつの登場となるのだろう。

Posted by 森司 at 01:34 | Comments (0) | TrackBack (0) | 夏への扉
2007.1.30

ベルリン組み来水

島袋さんと野口さんが新たに会場入りし、展示作業を開始する。

Posted by 森司 at 03:03 | Comments (0) | TrackBack (0) | 夏への扉
2007.1.29

作品搬入

作品が搬入される。全量入れた後、森千裕作品ほか開梱開始。落合多武さんも入る。有馬かおるさんは展示を完了。

Posted by 森司 at 02:59 | Comments (0) | TrackBack (0) | 夏への扉
2007.1.29

作品搬入

作品が搬入される。全量入れた後、森千裕作品ほか開梱開始。落合多武さんも入る。有馬かおるさんは展示を完了。

Posted by 森司 | Comments (0) | TrackBack (0) | 夏への扉
2007.1.28

泉太郎

作家来水開始。なんと藤(浩志)さんが芸術館に遊びに立ち寄ってくれた。ランチに一緒に行き懇談。泉太郎さんが会場入りする。一番乗りだ。夕方、森千裕さんが大阪から到着。

Posted by 森司 at 02:54 | Comments (0) | TrackBack (0) | 夏への扉
2007.1.27

束の間の休息

集荷初日から始まった仮設壁の設営工事も順調に進む。最後の集荷に出る前に館に立ち寄り、チェックする。26日のこと。

映っている空間は展示室第1室。15人の出品作家のためのブースの準備が整う。一箇所追加工事をお願いする。

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25日からインスタレーション用の部材を自ら搬入している半田真規が、今回の作品での必須アイテムとする植物を搬入。彼が出品するのは《世界境地博覧会》。今日1日だけで3往復する予定とのこと。28日から展示を始めて、ギリギリまで粘るだろうと覚悟している。

最後の集荷作品となる奈良さんの1994年の作品を預かりに伺う。都内にいるのだからと森美術館「日本美術が笑う」のオープニングに出かけ、田中功起作品をチャック。電話で森美術館に撮影に行くと語っていたことの意味を理解する。
会場であった田中さんのマネジメントをされている「青山|目黒」さんに、携帯に送られて来ていた水戸の準備状況を見せると喜んでくれた。確かにアクリルのプロテクト紙を剥がして光が通ったところはきれいだろうと思う。
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会場に来ていた学芸仲間と軽く食事に出て、22時スタートの「シアタープロダクツの現場」展関連企画「真夜中のセール」会場に向かう。その盛況ぶりに人気のほどを実感。ヒビスペにいた米津さん、ほか数名の知り合いと遭遇。世間は狭い。
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この間、打ち合わせの時間を求められていたTAPのスタッフに甘え、取手から送ってもらう車内での打ち合わせを決行。メールから断片的に承知している状況を聞きアドバイスをする。

なんだかんだの東京3夜連続の日程を無事終えて深夜に帰宅。

そして今日27日は、展示スタッフ全員OFF。明日からの展示作業に備えた休息・充電日。僕も休みをもらって、床屋に行ったりして過ごす。

Posted by 森司 at 21:30 | Comments (0) | TrackBack (0) | 夏への扉
2007.1.25

都内集荷

都内5箇所の集荷。
午前中にPGIに野口里佳作品18点を引き取りに行く。ベルリンでプリントし、国内で裏打ちし額装した新作。展覧会タイトル「夏への扉」を彷彿とさせる作品。ピンホールカメラで太陽を写したもの、すごくいい。

午後、1箇所目はKAIKAIKIKI。タカノ綾、國方真秀末作品の集荷。
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コンディションチェック時に写した國方作品の裏に書かれたサイン。

2箇所目は児玉画廊|東京にて青木陵子、森千裕の作品を集荷。

3箇所目は小山登美夫ギャラリーで奈良美智作品を2点。

4箇所目としてhiromi yoshii で泉太郎作品アイテムもろもろを集荷。

といった1日。

夜戻り、岡山と水戸のカタログのためのゲラのチェック。

Posted by 森司 at 22:00 | Comments (0) | TrackBack (0) | 夏への扉
2007.1.24

名古屋・東京

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杉戸洋作品の集荷。大きな作品のため枠から外して巻いての搬送。筒の中に新作が入っている。

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劇場的情景。思わず午前中に集荷した杉戸洋の作品を思い出す。ここは、渋谷パルコパート1、パルコMUSEUMで開催中の「シアタープロダクツの現場」展の会場。事務所がそっくり展覧会場に引っ越してきている。やるーなー、やられたなー。
荷の集荷に宅配便のお兄さんが入ってくるし、取材も公開で為されている。ちょといい。思わず長居する。
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左から、企画・プレス担当の金森香、デザイナーの竹内昭、中西妙佳。

Posted by 森司 at 21:44 | Comments (0) | TrackBack (0) | 夏への扉
2007.1.23

20時45分終了

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作品集荷初日。児玉画廊|大阪にて森千裕作品と青木陵子作品を集荷する。しっかり時間がかかる。朝から移動し、午後1番で始めた集荷作業が完了したのは日が暮れた頃。そこから桂の森千裕が新作を描いていた場所に移動し、2点と資材を集荷する。京の底冷えのする夜だった。水戸に残るスタッフにお願いし当日予約した京都駅前の快適なホテルにて安眠。明日は名古屋+東京。

Posted by 森司 at 08:31 | Comments (0) | TrackBack (0) | 夏への扉
2007.1.22

田中さんのお買い物

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午前中、高校生WEEKのためのチラシの刷り出し立ちあいに同行。水戸市郊外の印刷会社に着いた駐車場で目にした空。

午後、来館した田中功起さんと展示台としてのテーブルやビデオインスタレーションに必要なもろもろの買出しに回る。

1日の最後は、あすからの4日間の集荷に必要な書類の準備と確認。借用書やコンディションチェックシート、ほかもろもろ。宿手配をする余裕もない。まぁ、何とかなるだろう。

Posted by 森司 at 08:30 | Comments (0) | TrackBack (0) | 夏への扉
2007.1.21

テスト

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朝一番で、既に水戸に滞在中の有馬かおる氏に頼んで、作品を仮展示してもらい、いくつかの確認をする。これで壁位置や開口部の決定、ひいては出品作品を厳選し55点とすることまで確認する。写真に写る板の箇所に壁が立つ。

11時からは大木祐之さんが来館。懸案の展示作品の最終調整を行う。終わったのは6時前。タフなMEETINGであった。がその甲斐もあった。有意義な1日。さらにKKからも電話が入り、出品作品プランの調整を行う。

Posted by 森司 at 07:57 | Comments (0) | TrackBack (0) | 夏への扉
2007.1.17

梱包作業、順調です。

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Posted by 森司 at 23:55 | Comments (0) | TrackBack (0) | 夏への扉
2007.1.16

告知看板設置完了!

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Posted by 森司 at 02:11 | Comments (0) | TrackBack (0) | 夏への扉
2006.12.14

書類。

1日がかりで20セットの書類をつくる。作家の展示計画=出品イメージが確定し、それらの作品が借用可能か打診を繰り返し、内諾を得て後、出品リストが確定する。つまり作品借用先(コレクター)への打診段階から正式な依頼書と正式な承諾書の取り交わしのための書類を1日がかりで整え発送の準備をする。「承諾書」がないことには作品の借出作業ができないわけだから、展示に向けた重要な書類。言い方を変えれば、展覧会組上げの実務作業をはじめるキックオフをしたようなものだ。
そんなこんなでバタバタしていたらヒビノスペシャル後藤さんから電話。用件は22日の岐阜入りと宿泊の確認。この日までにもろもろ終えないといけないのだが、もろもろ山積。

ちなみに、本人が書くくらい、あっという間の復活を長谷川さんが今日(13日付けアップの日記で)していて驚いた。ヤラレタ!といった感じかな。

Posted by 森司 at 00:58 | Comments (0) | TrackBack (0) | 夏への扉
2006.12. 6

「夏への扉―マイクロポップの時代」展の全貌

2007年2月3日9時30分オープン

【出品作家】
奈良美智、杉戸洋、落合多武、有馬かおる、青木陵子、タカノ綾、國方真秀未、島袋道浩、野口里佳、半田真規、森千裕、田中功起、K.K.、大木裕之、泉太郎


【趣旨】
松井みどりは、美術評論家として1995年から2006年に至る約10年間のアートシーンの中に「マイクロポップ」的表現の出現と実践の現場を読み取ってきました。
作家が産み出す新しい表現と美術評論家としての対峙は、それまでにはなかったタイプの作品群が位置する場所を、言説として思索する過程であり、松井は専門とする文学的分析手法から「マイクロポップ」という概念を獲得するに至ります。
 本展覧会は、松井みどりが「マイクロポップ」なる概念を獲得する過程において、重要な働きかけをした作家の作品と、「マイクロポップ」の視座から未来を見渡した時に、さらなる展開を担うと思われる若手作家の作品とによって構成されるグループ展です。
 本展覧会は「マイクロポップ」というコンセプトのもとに15人の日本人作家―タブロー・ドローイングを出品する奈良美智、杉戸洋、落合多武、有馬かおる、青木陵子、タカノ綾、森千裕、國方真秀未、写真作品出品する島袋道浩、野口里佳、インスタレーション作品を出品する半田真規、K.K.、ビデオ作品を出品する田中功起、大木裕之、泉太郎―を集め、彼らの新旧作品250余点を通して、独自な創造として発生しながらも、ひとつの共通性を持つようになった、ある芸術的創造力の姿を提示し、その芸術表現と同時代の若い人々の生き方や感性との共通点や、後の世代への影響力について考えようと試るものです。
 「マイクロポップ」とは、歴史が相対化され、様々な価値のよりどころである精神的言説が権威を失っていく時代に、自らの経験のなかで拾い上げた知識の断片を組み合わせながら、新たな美意識や行動の規範をつくりだしていく「小さな前衛」的姿勢です。この姿勢は、人や情報や物がかつてないスピードと規模で世界中を動き、遠くの出来事が自分の生活のベーシックなところまで揺るがしかねないグローバル時代にあって、それぞれの人が常に流動する状況に反応しながら自分自身の判断の基盤を作り、「生きている」という手ごたえを感じるために「小さなサバイバル」を試みているとも言えるでしょう。
 本展は、「小さなサバイバル」の試みである個々の作品を一堂に集めることで、時代の様相としての傾向を視覚体験する場となると同時に、本展覧会を契機として、これまで、ややもすると周辺的にとらえられてきた領域の表現が、新しい価値、新しい芸術観として、広く認知され、同時に議論される場を提供しようとするものです。


【展覧会概要】
展覧会名:「夏への扉-マイクロポップの時代」
欧文表記: The Door into Summer : The Age of Micropop
会   期: 2007年2月3日(土)→ 5月6日(日)
開館時間: 9時30分~18時 ※入場は17時30分まで
会 場:水戸芸術館現代美術ギャラリー
休 館 日:月曜日※ただし、2月12日、4月30日(月・祝)は開館。翌、2月13日、5月1日(火)休館。
入 場 料:一般800円、前売・団体(20名以上) 600円
中学生以下・65歳以上・各種障害者手帳をお持ちの方は無料。

主 催:財団法人水戸市芸術振興財団
協 賛:アサヒビール株式会社、資生堂、JEANS FACTORY
協 力:株式会社創夢
企 画:松井 みどり(美術評論家)、森 司(水戸芸術館現代美術センター主任学芸員)


【展覧会についてのお問い合わせ】
展覧会について:森 司(水戸芸術館現代美術センター主任学芸員)

広報・写真貸出について:米原 万智/email: cacpr@car.ocn.ne.jp
水戸芸術館現代美術センター:Tel.029-227-8120/Fax.029-227-8130
〒310-0063 茨城県水戸市五軒町1-6-8 http://www.arttowermito.or.jp/

【注】
※ 松井みどり(美術評論家)=上智大学、東京大学大学院で英米文学、プリンストン大学大学院博士課程で比較文学を専攻し、東北大学の助教授として英米文学の分野にて現代詩を研究していたが、同大学を辞した1994-95年頃から美術評論家として、海外の学術誌、論文集、企画展カタログに同時代の日本の現代美術の潮流や作家について論文を寄稿しはじめ、日本を代表する美術評論家として日本のアートシーンを精力的に海外に紹介している。
※ 「マイクロポップ」=仏哲学者ジル・ドゥルーズが著書『カフカ:マイナー文学のために』において明らかにした、新しい時代の芸術のモデル。メジャーな言語を使って表現することを余儀なくされながら、そのなかで独自の脱線や言い換え、表現コードの組み替えを行い、既存の表現の限界を超えて新しい表現を作っている想像力のありかたを指している。
※ 「夏への扉」=アメリカのSF作家、ロバート・A・ハインラインの小説のタイトルから取られている。この作品に流れる楽観的な世界観は、「現実」が限定されたひとつの世界であるとは限らず、むしろそれは、一瞬一瞬の選択によって変わる無限の可能性と崩壊の危機をはらむ、流動的なものであるという意識に裏打ちされている。

Posted by 森司 at 22:25 | Comments (1) | TrackBack (0) | 夏への扉
2006.10.12

作家来館

10月7日に予定したのが電車不通のためにダメになっての仕切りなおしで、テストピースをもって来館。4時間ほど滞在。もろもろやり取りをする。クリテリオムの空間が空の状態は今日まで、明日からは搬入があり、テストができないのでギリギリの来館。作家自身が思うところができたらしく、再度で直してプランの決定をすることにして終える。11月中には決めないと。

会議場では佐藤卓さん同席でおみやげプロジェクトの記者会見が行われていた。前の展覧会がオープンすると次の展覧会は待ったなしのタイミング。

2006.10.12

作家来館

10月7日に予定したのが電車不通のためにダメになっての仕切りなおしで、テストピースをもって来館。4時間ほど滞在。もろもろやり取りをする。クリテリオムの空間が空の状態は今日まで、明日からは搬入があり、テストができないのでギリギリの来館。作家自身が思うところができたらしく、再度で直してプランの決定をすることにして終える。11月中には決めないと。

会議場では佐藤卓さん同席でおみやげプロジェクトの記者会見が行われていた。前の展覧会がオープンすると次の展覧会は待ったなしのタイミング。

2006.7.11

朝顔と杉戸さん

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京成側の朝顔が順調に育ち、ネットにも蔓をからめはじめ、花も咲き始めた。葉も元気。今後の成長が楽しみである。ちなみに、京成の朝顔の場所から道を挟んで芸術館のタワーが見える。距離的にはこんな感じの位置関係。京成側の朝顔もどうぞよろしく。

午後、約束していた杉戸洋さんが、名古屋から来てくれてた。2時間ほど空間を見ながら、ああじゃこうじゃ、ゆっくりとしたテンポのキャッチボールをし、ランチ休憩を挟んで、もう1ランド。仮説壁の位置やその他、大切な大枠の確認ができる。

このあと、青森で奈良美智さんと杉戸さんは合流し、展示大3室での二人の出品作品につてい協議調整してもらうことになる。だんだんと展覧会場の輪郭が明確になってきた。杉戸さんが帰ったあと、2作家の画廊担当者と調整の連絡。

明日からは、ライフ展の展示作業が始まる。「夏への扉」展は、次の次。2007年2月3日から5月6日までの会期を予定。

Posted by 森司 at 08:44 | Comments (1) | TrackBack (0) | 夏への扉
2005.11.28

年末はじまる。

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銀座の「第498回年末ジャンボ宝くじ」売り場に並ぶ人々。歩いているお父さんは、この直後に最後尾の人となる。発売期間は11月25日から12月20日。


今日の午後、準備中の企画展出品予定作家が上京していたのでお目にかかる。熱い語りに魅了される。さすがに、短い睡眠時間のために、ここ二日、電車移動中は爆睡状態。早めに帰宅。

留守にしていた4日間の写真の整理を頑張ってしていたら時間切れ。本当はもう少し内容を書きたいところだけど、それは明日以降にさせてもらいます。取り敢えず、写真アップしておきました。

ではでは。

Posted by 森司 at 22:26 | Comments (0) | TrackBack (0) | 夏への扉
2005.11. 9

衆目

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雲一つない青空、快晴。日だまりの中を歩いている気持ち。太陽からエネルギーをもらい充電している気分は、幸せの一言。(──青森はもう寒くて雪だそうだ。温泉シーズ到来ですね。今宵はゆっくり長湯をしよう!)


一言と言えば、突然のコメントラッシュ!こぐれ日記の小暮さんお久しぶりです。つづいて、めちゃ忙しいはずの長谷川さんまでおつきあいくださって、どうもありがとうございます。直メでも最近はコメントを頂いていて有り難い限りです。励みます。藤さんも早速、取手TAPのはらっぱへの道梯子段の写真を携帯からアップしてるし。


藤さんも取手入りし、11月12日が初日となる「TAP2005」の現場が動き始めている。飛び交う関係者メールの数は倍増し、その内容はより具体的(=数量化的)になり、さらに昼夜を問わずアップされて、1日24時間が連続している。オープン直前のヒリヒリ感タップリ。


──電車まで中途半端な間があり、思わず昨日借りてしまった「24」シーズン4のDVD3枚パック(=7時から13時まで)を、明日の返却日前に、これまた思わず(本当は書かなくてはならない原稿資料のDVDを見るハズだったのだが)一気に見てしまう。しかし全10枚なのでまだ7枚ある。──
たぶんTAPの現場(=事務所)も(CTUばりに、…ちょっと言い過ぎか)あんな感じに、めまぐるしい忙しさのはず。またしても、余談だけど、めまぐるしいカメラワークは、緊張感の演出には最高なんだろな。突然放映打ち切りで終わってしまった感のある米TVシリーズの「ホワイトハウス」もそうだった。有名な「ER」はリアルな緊急性が要請したカメラアングルのような気もするけど、いずれにしもあの流れ。


さて、TAP塾長にしてTAP2005司令塔、熊倉純子(すみこ)先生の確認と指示と激励とお礼のメールが増えている。う〜ん、現場だ。青森の長谷川さんの「津軽」の製作現場も同様に「24」チックな日々だとブログを見ながら日々思う。『現場は、どこもそうなんだ!よな』と、改めてこれを書きつつ実感する。


しかし、かくゆう僕の今日の1日は、ちょっとまったり系。昨日から水戸滞在中の新人大物作家の半田君対応モードになっているためなのだけど。

水戸での全プログラムを事故無く終えて、明後日からの移動のための荷造り中のきむらとしろうじんじんさんらと、お昼は、カルマのカレーを食べに、午前中自転車で街を見ていた半田君を連れて行く。ここの「南インドカレー」はかなりスパイシーで辛さに強くないとちょっとこたえる。半田君が、南インドカレーなら知っているぞ!的勢いでオーダーしそうになるので、野菜とのハーフを進める。彼曰く「美味しいですね。でも南インドはこんなに辛くないッス」。たまに口にする、半田君的感嘆符コメントと、話題を展開することなく受け止めていたら、今度は「この曲は『ミルク売りの曲』です。僕も何回か買いました。」と話始める。想定外の言葉が続くので、よくよく聞くと、18-19歳の芸大の1年生の時に、1年間インドに暮らしたことがあり、お寺を造る装飾左官屋さんの下で仕事をしていて、賄い付きで日当は、日額で3食は食べられる額だったと、魅力的な面白そうな話が続く。しかし、さらにと期待して待つと、溢れるイメージが彼の躰の中で言葉になる前で渦を巻き出し、言葉が続かなくなり、お話しは終わる。半田君らしいスタイルで、次の波が来るのをこちらが慌てず待つのが、彼には良い間合いのように思う。作品のイメージが言葉の波になって出てくるのはいつのことだろう。時間はまだたっぷりかかるが、ある。だからこそ、彼が今日、水戸にいる。
ランチのあと、作家としては大先輩のじんじんさんにリヤカーを見せてもらいながら、食後のデザートのようなしゃべりをじんじんさとしたあと、僕の前から「(のんびりと自分の空間になる)場所を見て(満足したら)帰ります。」と言って消えた。じんじんさんも雰囲気があり、楽しみな若者と言っていたけど、どこかしら「ゆらっ」とした──バカボンドの主人公のような──未完の雰囲気を纏ったすてきな野武士ぶりの若者だった。また彼とビールをいっぱい飲もうと思う。


半田君がギャラリーを見ている頃、僕は、学芸で事務仕事をした後、ふらっとショップに行く。
PHAIDONの「VITAMIN D」が、入荷しましたと声をかけらる。昨日聞いたときには、「VITAMIN P - NEW PERSPECTIVES IN PAINTING」なら在庫あります(5250円、NADIF)と言われた矢先。速攻で包んでもらい持ち帰る。「VITAMIN D」はNEW PERSPECTIVES IN DRAWING とあるように、1990年以降に活躍する109人の作家を紹介している本だ。巻頭の論考は、テートモダンのキュレーターEmma Dexter。この本には3人の日本人の名前がある。A to Z リスト3人目と4人目に「青木陵子」と「有馬かおる」の名が並んである。もう一人の名はAUTHORSの欄にある「松井みどり」。デッサン紙を彷彿とさせる耳付きの紙に印刷された素敵な作品集は9240円、NADIFで手に入る。


松井みどりさんとタッグを組んで組織する、2007年春(2-5月)開催予定の「夏への扉──マイクロ・ポップ」展の準備はこんな感じで静かに進んでいる。展覧会タイトルが、SFの巨匠ロバート・A・ハインラインの傑作「夏への扉」と同名なのは承知のこと。「タイトル」そのものが、展覧会イメージにぴったりと、松井みどりさんの弁。でも、1981年の松田聖子の名曲「夏の扉」を想起されそうだけど、気分は同じ。冬にあって思う夏の扉を捜す感覚なのです。

附記:あら、藤さんブログ、10日朝の本アップの際に写真が差し替えられている〜。そんなこともありますよね。(11月10日記。)

今日も書きます。

Posted by 森司 at 01:21 | Comments (1) | TrackBack (0) | 夏への扉
2005.11. 8

来水(らいすい)

藤さんから「祝、復旧」の書き込みをいただく。これぞまさしく、「くじけることなく続けるのだぞ!」との教えなり。明日からの取手入りの準備中とのこと。しばしお世話になります。どうぞよろしく。それにしてもKAVCがマネジメントした新開地100年の饗宴の灯明のプロジェクトは、わかっていても凄い。既視感がたっぷり有りながら、その都度すごいとおもわせる出来事を仕込むことは、簡単そうでなかなか出来ない奥深い技・美の世界。勉強になります。


午前中は、ある報告を聞くために招集がかかり、会議室の人となる。ランチ前にメールを数本。
昼は、学芸仲間とクイックランチ。話題は、週末の出張成果の報告から四方山話し。自分がやっと見た「横浜トリエンナーレ」の感想で口火を切る。話は巡り、僕がまだ見ぬ森美術館の「杉本博司展」を僕が気に入るだろうとの意見。見に行かな限り、なんとも判明しない。同展のハードカバー版カタログも入手し、既に幾度となく見た。時間と空間との間合いの感覚がとてもすてきで魅力的だった著書『苔のむすまで』(新潮社)も読んだ。でも行かないと。展覧会は、個別の作品と対峙するだけではなく、まさに空間を見て、空気感を見るために。


午後の会議後、半田雅規さんと児玉画廊の児玉さんの来水を待つ。到着後ただちに、簡単に今予定する空間構成を説明しながらグラフィーティーの会場を歩く。若き作家半田さんにお願いしようとする部屋に残し、児玉さんと学芸室で打ち合わせ。東京で次がある彼を駅まで送りつつ、一旦、半田さんをレジデンスに案内してから、再び、ギャラリーに入る。


僕の仕事が一段落するのを待ってもらい、二人で夕食に出むき、ビールで乾杯。たっぷりビールを飲んで1日を終わりとする。

Posted by 森司 at 00:56 | Comments (2) | TrackBack (0) | 夏への扉
2005.10.27

整理整頓

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綺麗に整えられた「じんじん」さんの焼立器飲茶美味窯付移動車(=やきたてき やむちゃ びみ かまつきいどうしゃ)。搬入口の一角に置いてあるだけど、もうこれだけで「じんじん」さんの芸術職人気質的仕事の手際良さが見えてくる。やはり、基本はびしっと!整理整頓ですね。


今日も終日、水戸芸で事務処理。その間に、引き出しの整理。しまい忘れた書類を捜そうと、引き出しの中を、本当に何年ぶりかに整理する。ハガキに写真、その他いろいろ出てきます。とくに住所変更の類のハガキやメモした紙。たとえば、建築家の青木淳さんから、今の事務所に移る前日(2002年12月5日付)に送信された移転の案内メールをプリントしたものとか。結局、捜していたものは見つからなかったけど、別のものを発見し、そしてかなりのモノをゴミ箱に直行させた。

この時に見つけたハガキの1枚が野口里佳さんの個展DM(2002年7−8月、ギャラリー小柳)。タイトルは「水をつかむ」。やはり良いので壁にピンナップしてみる。
僕もこんな写真が撮れないかなと思う。野口さんには、今度の11月下旬のベルリンからの一時帰国の際に会うことになっている。野口さんも来年の企画展の参加予定作家なのだ。そう言えば、野口さんは今、ニューヨークで展覧会をしている。


幾度となく、整理をしてきている場所から、その都度なぜか気になって捨てることなく、またもとの場所に、あるいは別の場所にでも忍ばしてきたものは、知らず知らずのうちのセレクト品(一級の資料)と言うことになるのかな。ちょっと前にした棚の整理の時には、K.Kさんの「ワラッテイイトモ、」の特集記事満載のキリン・アート・ニュースレターとか、有馬かおるさんのキワマリ荘内アートドラッグセンター5周年記念展のDMとか、夏の展覧会を手伝ってくれた中野詩さんの論文の抜き刷りなどが発掘された。忘れているくらいだから、持っていたと言うよりもたまたまなんだけど。


今日は、整理したい神様が降りてきていたのか、自宅に帰ってからも、引き出しの整理をする。今度は捜し物ではなく、収納する隙間を作りたかったからだ。ファイルしたい内容のメールが届いていたのでプリントする。しかし、それを差し込む隙間もない事実に直面したからだ。突然はじめて、読むつもりもないのだけど、かるく目を通しながらやっていたら3時間ほどかかっりいつしか深夜。

眠くなって来てヤバイので、今、こうして慌ててブログを書いている。書き終えたら眠ります。明日も終日、水戸芸術館。

Posted by 森司 at 01:28 | Comments (0) | TrackBack (0) | 夏への扉
2005.10.21

東京の1日

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児玉画廊|東京(新宿区西五軒町)の入り口(ビルの4階)から見た風景。

明日22日から12月3日まで開催される、青木陵子「Super Flyer」展の展示準備中の児玉画廊|東京で、松井みどりさんと青木陵子さんと会う。
先日の半田さんへの松井さんの説明を聞いている時に気づいていたけど、今日の青島さんへの趣旨説明に「ドローイング」がキーワードのように頻繁に出てくる。どうやら、この企画構成中の展覧会「夏への扉」は、絵画(タブロー)・平面というよりも、「ドローイング」と示される感覚が通底するようだ。だとすると会場構成案はがらりと変わる。そんなことを感じ、予感しながら、一足先に画廊を辞し、美学校に向かった。

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11月5日の「ハマトリ」はこう歩く!は「電波ポスター」を使って展覧会をナビする。そのためのタグのデザイン(サンプル)はこれ。先着100名様(申込み順)はこれがもらえます。CIMG8688web.jpg

Posted by 森司 at 02:34 | Comments (0) | TrackBack (0) | 夏への扉
2005.10.19

茅ヶ崎

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半田真規のブランコの作品(作品名じゃなく、形状からの僕の呼び名)のある養豚農家の敷地を闊歩する鳥たち。


茅ヶ崎を訪れるのは初めてのこと。この地名は、小学校の時の一人の転校生が「茅ヶ崎からです」と挨拶した時に初めて聞いた。ちょっとだけ、「ついに来たぞー」と言った気分。


半田さんの案内で作品を見せてもらい、その後、自宅兼アトリエで打ち合わせをする。なんともチャーミングな構想を持っている。近々、水戸芸を訪ねてもらうことにする。いろんなことを決めたり話したりするにしもて、なにはともあれ場を見てから。

Posted by 森司 at 01:44 | Comments (0) | TrackBack (0) | 夏への扉
2005.10.17

展覧会準備はじめました。

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花屋さんでもハロウイン用のカボチャを売っていたが、これは作家との待ち合わせをしたお店のディスプレイとして飾ってあったもの。過去に亡くなった人が蘇ると考えられている11月1日万聖節の前夜祭、つまり10月31日に行われる、秋の収穫を祝い悪霊を追い出す祭り—ハロウイン。(みんなするのかな…?)


秋の雨の中、東京に行く。すでに準備を進めてきている企画展の本格的な準備突入初日。
次回担当企画展の出品予定作家の一人が今月末、パリに渡り来年11月まで帰国しないとのことで、渋谷某所にて久しぶりに会う。まる2年ぶり。作品の展示において考慮しないとならない点その他、諸々聞いて別れる。


都内某所にてさらに別の作家に会う。「はじめまして!」。作品資料を改めて拝見。基本的にかなり激しくシビレル。「うひょ〜」と言った感じ。


タクシーで再び移動し打ち合わせ。出版に関して僕の構想するプランを気に入ってもらえたようでホッとする。月内にこの件はもう少し話を具体的にしたいと思う。


なんだ!さっぱりわからん!誰に会ってきたんだ!と思われることでしょうが、しばしお許しを。

Posted by 森司 at 02:02 | Comments (0) | 夏への扉
2005.10.15

振り返る

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エントランスに展示中


明日の連続講演会(昨日も書いた)は水戸芸術館の開館以来の15年間を振り返ろうとするもので、そのために整理した企画事業リストを眺めていると、「この展覧会の時には湾岸戦争のニュース映像を見ながらとか、この展覧会のカタログの打ち合わせで東京に出た日にオウムの地下鉄サリン事件があり、館から電話をもらったことや、東海村での臨界事故の時にはベルリンに出張中で国際電話で状況を聞いたことなど、周辺に起きたいろんなことを思いだす。ま、そんなことを舞台で話せる訳じゃないけど。
ま、あすの14時から16時の時間は、映像を見ながら水戸芸術館現代の関わったアートシーンを回顧することになる。いろいろと思い出深いけど、クリストアンブレラ・プロジェクトは規模・動員・話題性のどれをとっても草創期の僕にとっての一番のニュースなのかな。


1995年は神戸・淡路大震災とオウム・地下鉄サリン事件があった年だけど、ちょうどこの年にartscapeの活動が始まり今年で10周年を迎え、記念プロジェクトを展開中。そして来る11月5日に横浜で記念パーティーを開催する予定(詳細近日発表)で、その日に記念書籍の刊行を間に合わせるために、編集部は15日のartscapeサイトの更新と平行して急ぎ準備を進めている。タイトルは「アートスケープ・クロニクル 1995-2005」。この直近の10年間をネット環境とアートの切り口で振り返る。


と、振り返りついで・つながりではないのですが、ここからが実は今日の本題。
僕が企画する次回展覧会は、<1995から2005年まで>の日本の作家の展覧会。一番の特徴は、「日本ゼロ年」(1999年)の時に美術評論家・椹木野衣さんが展覧会コンセプトの責任者であったように、今回もやはり美術評論家の松井みどりさんが展覧会コンセプトを受け持ち、僕がミュージアムキュレータとしてそれを展覧会として組み上げる共同企画展となること。つまり、当面、松井みどりさんと僕は共に仕事をするこになる。開催予定時期は、2007年の1月末から3月末。展覧会名はまだない。作家名は今後の僕の動きで徐々にあきらかになると思うけど、展覧会の基本コンセプトは、松井みどりさんが執筆担当している、2005年7月号の美術手帳の特集「日本近現代美術史」7章1995-2005に寄稿した「脱境界化と内面性の美術」にほぼその原型がある。松井さん自身が美術批評をはじめるのが1994,5年であり、この10年間の批評活動の総括展とも言える松井ファンドのグループ展となる。現時点では17人の作家規模のイメージでいて調査・調整・協議中。展覧会としては、当然、NYで開催された「Littel Boy」(もちろん松井さんは、このカタログに「快楽ルームからカオスな街頭へ 90年代日本美術における可愛いサブカルチャーの変容」を寄せている)との違いとか、ユリイカ10月号の日本現代美術最前線で討議され論考されているようなことも問題になってくる。ま、そのあたりも含めてこれから1年ほどの準備が始まる。

あれ、いつの間にか振り返る昨日の話から明日の話題になっている。今日はここまで。

Posted by 森司 at 00:45 | Comments (3) | TrackBack (0) | 夏への扉
2005.10. 4

キワマリ荘

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有馬かおるが運営する「キワマリ荘内アートドラッグセンター」。今年で10周年を迎えるというのに初めて訪ねる。


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奧に位置する「キワマリ荘」入り口のアプローチ部分。


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このL字部分の8部屋が「キワマリ荘」。木に隠れた右手1階部分がロビー(応接間)。


日比野克彦の大切な作品をヒビノスペシャル本社のある岐阜に返却に行った帰り、犬山の有馬かおるの「キワマリ荘」を訪ねた。1998年のワタリウム美術館でのグループ展 「to the Living Room」の時に紹介され会って以来だから7年ぶり。


10年の歳月をかけて丹精こめて世話されてきた空間に浸る。この日は、近いうちに一度水戸にとお誘いして辞す。
火曜日は部門会議の日。今日のテーマは次年度事業計画案について。10月に入り来年度事業の調整が本格化。いくつか調整し協議しないとならない点が確認された。
その会議を終えて席にもどったら有馬氏から来水予定のメールが入っていた。お待ちしてます。

Posted by 森司 at 00:51 | Comments (0) | TrackBack (0) | 夏への扉